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複合的症例
2025/05/23

夜間突然の見当識障害と反応鈍化を呈した利尿剤内服中の高齢女性

#高齢者見当識障害 #夜間せん妄 #低ナトリウム血症 #薬剤性認知機能低下 #利尿剤副作用 #高齢者多剤併用 #非典型的症状 #老人ホーム夜間対応などの視点から考える症例

患者情報

87歳女性。高血圧症、慢性心不全(NYHA II)、骨粗鬆症、変形性膝関節症の既往あり。3か月前に軽度の脱水で入院歴あり。1か月前より食欲低下傾向。内服薬:オルメサルタン40mg 1×朝、フロセミド20mg 1×朝、アムロジピン5mg 1×朝、アセトアミノフェン600mg 3×毎食後、エチゾラム0.5mg 1×眠前(2週間前から不眠に対し追加)。ADLは見守り歩行、トイレ動作自立。認知機能は軽度低下(HDS-R 22点)だが日常会話に支障なし。家族の面会は週1回程度。

現在の状況

夜勤帯1:00、巡回時に普段は就寝しているはずの入居者が部屋で起き上がり、ぼんやりと座っているところを発見。声かけに対する反応は鈍く、「ここはどこ?」と繰り返す。質問に対する応答は的外れ。見当識障害あり。体温36.2℃、脈拍68回/分整、血圧108/62mmHg、SpO2 96%(室内気)、呼吸数16回/分。顔面蒼白感あり、下腿浮腫(+)。舌は乾燥傾向。昨日の夕食は半分程度摂取。排尿は6時間なし。

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